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ストレングスファインダー
社長がご自身の才能を見つけるヒント
髙島恵
社長の皆さまは、ご自身の才能に気づかれていますか?
日々の経営においても、ご自身の才能をうまく活かせる事が出来れば、成果の出方やモチベーションの維持などのレベルが変わりますので、この記事では、ご自身の才能を発見する5つのヒントをご紹介していきます。
自分の眠れる才能を呼び起こすヒントはこちらの5つのワード
①憧れ・尊敬
②理解力・習得スピードの速さ
③フロー状態
④自然にできてしまう事
⑤本能と満足感
ヒントワード① 「憧れ・尊敬」
「憧れ・尊敬」といった言葉が、どう「才能」と結びつくのか…
今回のテーマである「才能」とは、天からの授かりものといった、神秘的なものではなく、人それぞれが無意識でしてしまう思考や行動パターンなど、いわば、特性のようなものです。
まずは、「憧れ・尊敬」の中に隠れている才能について紐解いていきましょう。
あなたは子供の頃に、何かに夢中になった経験はお持ちですか?
例えば、「プロサッカーや野球選手に憧れを抱いていた」「アイドルの追っかけをしていた」「来る日も来る日もダンスに没頭していた」「ギターの練習に明け暮れた」など、人それぞれ違う、夢中になったことがあるのではないでしょうか?
実は、その夢中になった事の対象が「人によって異なる事」がキーポイントです。
生きる伝説とも言われている、野球で有名な大谷翔平選手に対する思いを一例にしてみましょう。
大谷選手のように、どんなに凄い野球選手でも、誰しもが彼に夢中になるわけではないし、彼に憧れて「野球選手になりたい」と夢を抱くわけではありません。
「好き」や「自分もやってみたい!」と思う感覚は、人それぞれで異なるのです。
ただ、そこには、その人にとっての琴線に触れる、何かがあるという事は間違いありません。
そしてそれには、自分の才能が隠れている可能性が大いにあるのです。
自身の才能に気づく為、この「好き」について、もう少し分析してみましょう。
「好き」のどこの部分が自分は好きなのかを考える
例えば、「バスケットが好き」といっても、バスケットのどこを好きなのかは人によって違い、様々です。その好きになる”過程”に、実はあなたの才能を見つけるヒントがあるのです。
【例1】
◆好きなポイント
ミニバスケリーグの優勝を目指して、チームみんなで努力することが好きだった
◆この好きの部分から気づける才能
仲間と協力する事が苦に感じない=協調性に長けている
【例2】
◆好きなポイント
対戦相手の動きを読み取り、不意打ちにボールを奪う事が好きだった
◆この好きの部分から気づける才能
人の動きをよく見られる=観察力、動きを察知する事が得意
このように、物事の「好き」をより細かく探求していくと、どの「好き」の部分に自分が共鳴しているかを理解でき、自身の才能に気づきやすくなると思いませんか?こうやって、自分の才能に気づくと、普段の生活にそれを活かす事ができるようになるのです。
ヒントワード② 「理解力・習得スピードの速さ」
他の人より覚える事が「早い」と感じる事がありますか?
それによって褒められたり、自分って天才!と思ったりした経験はありませんか?
例えば、やった事がないのに、なぜかすぐ出来てしまう。そういった事はないでしょうか?これも才能を見つけるポイントです。
色々な事をして、どれもが早いのではなく、何か特定の物事に対して、それ以外とは異なるスピードで覚えてしまうといった具合です。
この「理解力・習得スピードの速さ」を気づけるヒントは、
◆周囲に驚かれる事
自分のすごいところは案外、自分自身では気づかないもので、他人の反応によって、気づかされるなんて事も、よくある話です。
周囲から「なぜそんなに早くできるの?」「もう終わったの?」などと驚かれるような事があれば、それはあなたの才能がそこにある可能性が高いでしょう。
◆他人のスピードが遅く感じる
仕事をしていて、周りの人に「作業が遅いな」と感じたりする事はないでしょうか?それは、自分が素早く出来てしまうため、他人の行動が遅いと感じるのです。
その事で、人にイライラして怒ったり、周囲にはっぱをかけるのではなく、自身の才能である可能性を感じ、それに磨きをかけて見てはいかがでしょうか?
得意な事をより努力する事で、自身の才能を開花させる事ができるかもしれません。
また、それは日常生活に潜んでいる場合もあります。もしそれに気づく事ができれば、時間やお金も惜しむことなく、自身の才能に投資する価値がありそうです。
ヒントワード③ 「フロー状態」
フロー状態とは、「時間が経つのを忘れるほど作業に没頭している状態」を指します。
例えば
・昼間に電話で友人と話していたら、気づかぬ間に夜になっていた。
・作業に没頭していて、お腹が空いた事にも気がつかずに、ランチをとり忘れた。
周囲の音が全く聞こえなかったり、知らぬ間に時間が経っていて、驚いてしまったり、何かに集中しすぎた経験はないでしょうか?それこそがフロー状態といい、その状態になれる事は、あなたの才能なのです。仕事でも日常生活でもどこでもいいので、探してみましょう。
たとえば、一見するとダメ人間エピソードですが、「テレビゲームに没頭しすぎて、あっという間に時間が過ぎ、徹夜をしてしまった」などの出来事を、否定的に捉える事は決して必要ありません。むしろ、これもフロー状態と言えます。例え娯楽のゲームだとしても、自身の才能に関係しているに違いないのです。もっと深掘りをし、なぜこんなにもゲームに集中できるのかを理解できると、あなたの才能や価値観に気づく可能性が高いと言えます。
ヒントワード④ 「自然にできてしまう事」
誰に教わる訳でもなく、物事を進めているときに、「これからどうなっていくのか?」「うまくできる方法」を自然と感じ、予知ができてしまう事があります。このようなひらめきにも、あなたの才能のヒントがあります。
◆ここのポイント◆
前途で紹介した、「理解力・習得スピードの速さ」と通ずる事ですが、周囲に対して、「もっとこうしたらよくできるのに」などと、指摘をしたくなる事はありませんか?それはあなたがその事に対し優秀で、自然とできてしまうから、人の行動にもどかしさを感じ、助言をしたくなるのです。
たとえば料理をする時の過程を例にすると、実は誰もが出来ることではないけど、優秀なあなたの場合は
・同時進行で作業を進める
・待っている時間はタイムロス、別の事をする
・出来上がりをゴールとして、段取りを頭でイメージする
他には、相手が話している時に、表情や仕草から話のオチが先に分かってしまう人もいます。先ほどの料理の話も、相手の話を聞く時の話も、誰から教えてもらった訳でもなく、ご自身が自然と身につけられてやっておられる事です。
このように、自然とできてしまう事にあなたの才能が隠れているので、ぜひ探求してみてください。
ヒントワード⑤ 「本能と満足感」
何か物事をやり遂げて、その時は終わってしまう事を残念に思い、また次に出来る事を楽しみにする事はありますか?
それは、単純に「好きなこと」といった言葉で片付けられるものではなく、これまでにご紹介したフロー状態に入ったり、本能で心のそこから「楽しい」と思える事に繋がっています。
本人はその事に夢中になっているため、気づいていないこともあるので、周囲の人から、「楽しそうだったね」「集中していたから声をかけられなかった」なんて事を聞き、それをきっかけで気づくなんて事もあるかもしれません。
ちょっとしたことでも、短時間であっても、夢中になり、自分の満足感を得られる何かはありませんか?
才能があるとこには、本能的にそれを求め、そして満足感を得る事ができます。逆に、才能がないものに、満足度を得ることはできないでしょう。
本能で「好き」と感じ、満足度を得た事を思い起こしてみてください。才能を見つける事ができるかもしれません。
最後に
ここまで「自分の眠れる才能を呼び起こすヒント」について、ご紹介してきました。
この記事を読んで、自身の才能について、自分だけで考えてみても、思い浮かばない場合もあるでしょう。また、客観的な観点からの意見も必要かもしれません。信頼できる周囲の人、家族や友人、職場の人たちに質問してみてください。
あなたが気づいていない、意外な一面に、この際に気づく事が出来るかもしれません。
この記事を書いた人
髙島恵
大手経営コンサルティング会社で美容室・エステ・介護事業所・葬儀会社向けの人事コンサルティングを行う中で、長所に着目した能力開発の可能性に気づき、2021年4月にbe one selfを創立。2022年5月にはストレングスファインダーの認定コーチとなり、経営者や従業員をはじめ、多数の方にコーチング・コーチング研修を提供している実績がある。
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